12月の米消費者物価指数、前年同月比3.4%上昇と再び加速、コア指数はわずかに低下

(米国)

ニューヨーク発

2024年01月18日

米国労働省が1月11日に発表した12月の消費者物価指数(CPI)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)は前年同月比3.4%上昇と、無料 カジノ ゲームの3.1%上昇から伸びが加速した。他方で、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は無料 カジノ ゲームの4.0%からわずかに鈍化し、同3.9%上昇だった(添付資料図1参照)。いずれも市場予測を上回った。

無料 カジノ ゲーム比では、CPIは0.3%上昇(無料 カジノ ゲーム0.1%上昇)、コア指数は0.3%上昇(無料 カジノ ゲーム0.3%上昇)となった。

品目別に前年同月比でみると、エネルギーは2.0%下落(無料 カジノ ゲーム5.4%下落)と下落幅が縮小した。うちガソリンは1.9%下落(無料 カジノ ゲーム8.9%下落)した。

食料品は2.7%上昇(無料 カジノ ゲーム2.9%上昇)、外食は5.2%上昇(無料 カジノ ゲーム5.3%上昇)と伸びが引き続き鈍化した。

財は0.2%上昇〔無料 カジノ ゲーム横ばい(0.0%)〕とやや上昇した。内訳では、中古車が14カ月連続のマイナスとなる1.3%減(3.8%下落)となったが、下落幅は縮小した。新車は1.0%上昇(無料 カジノ ゲーム1.3%上昇)だった。

サービスは5.3%上昇(無料 カジノ ゲーム5.5%上昇)とやや鈍化した。物価のうち3割のウエートを占める住居費は前年同月比6.2%上昇(無料 カジノ ゲーム6.5%上昇)と鈍化した。内訳では、帰属家賃(注)は6.3%上昇(無料 カジノ ゲーム6.7%上昇)、賃料は6.5%上昇(無料 カジノ ゲーム6.9%上昇)と引き続き鈍化した。また、自動車保険など運輸サービスが引き続き上昇した結果、住宅を除くサービス価格は前年同月比3.4%上昇(無料 カジノ ゲーム3.5%上昇)となった。医療サービスは0.5%下落(無料 カジノ ゲーム0.9%下落)した(添付資料表参照)。

12月は前年同月比で見ると、エネルギー価格の下落幅の縮小や、住居費、輸送サービスの高止まりなどを要因として、無料 カジノ ゲームから物価上昇のペースが加速した(添付資料図2参照)。雇用情勢に軟化の兆しが見られ始めているものの、賃金はなお高止まりの傾向を見せており(ブラック ジャック ルール)、コア指数の低下もわずかにとどまっている。アトランタ連銀のラファエル・ボスティック総裁が今後のインフレ鈍化の進展について「かなり緩やかになると見込む」と述べるなど(ロイター1月14日)、今後どの程度のペースで鈍化していくのかはなお予断を許さない。FRBによる金利引き下げ開始時期は物価動向が最大の変数となっていることから、引き続きその動向には注視が必要だ。

(注)自己が所有する住宅(持ち家住宅)に居住した場合、家賃の支払いは発生しないものの、通常の借家や借間と同様のサービスが生産され、消費されるものと仮定して、それを一般の市場価格で評価したもの。

(加藤翔一)

(米国)

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