オンライン ブラック ジャック、前年比4.2%減の100万5,802台

(インドネシア)

ジャカルタ発

2024年01月29日

インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)は1月15日、2023年のインドネシアの自動車販売台数などのデータを発表した(添付資料表1参照)。自動車販売台数(卸売り)は前年を4.2%下回る100万5,802台だった。生産台数も前年比5.3%減の139万5,717台だった。完成車の輸出台数は前年比6.2%増の50万5,134台だった。

自動車販売台数の内訳は、乗用車が前年比0.5%減の77万9,326台、商用車が16.8%減の22万6,476台だった。ブランド別では、トヨタが33万6,777台で1位となり、シェアは33.5%だった。続いて、ダイハツ18万8,000台(シェア18.7%)、ホンダ13万8,967台(シェア13.8%)だった。日系ブランド以外では、韓国の現代自動車が前年比11.1%増の3万5,500台、中国の五菱(ウーリン)が前年比21.5%減の2万3,540台だった。

ガイキンドは2023年通年の自動車販売台数目標を105万台としていた。ガイキンドのクク・クマラ事務総長は目標販売台数に達しなかった要因の1つとして、9月、10月の月間販売台数の減少に触れ、その背景として、米国連邦準備制度理事会(FRB)による利上げにより、インドネシア国内の銀行が貸し出しを抑制したことを挙げた。同氏は、インドネシアでは自動車購入の際に国民の80%が金融サービスからの融資を受けると述べ、「銀行の消費者への貸し出し抑制が販売減少につながった」と説明した(1月16日「CNBC Indonesia」)。

BEVの販売台数、韓国と中国勢が伸長

バッテリー式電気自動車(BEV)(ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車は含まず)の2023年の販売台数は1万7,057台で、前年比39.5%増となった(添付資料表2参照)。最も販売台数が多かったのが現代自動車の7,475台(シェア43.8%)、次いで、五菱(ウーリン)の6,968台(シェア40.9%)だった。

(大滝泰史)

(インドネシア)

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