国連、ブラック ジャック ブラック クイーン.5%と予測

国連経済社会局は、1月4日に発表した報告書「2024年の世界経済情勢と展望」において、アフリカの経済成長率（推定値）は2023年に3.3％、2024年に3.5％と予測している。同報告書では、世界経済の成長率（推定値）を2023年の2.7％から2024年には2.4％へと鈍化するとの見通しを示しており、アフリカ経済は世界全体の成長率を上回る見込みとしている。

しかし、高い借り入れコスト（高金利）、地政学的不安定、多発する自然災害や気候変動危機などが経済に影響を与えており、さらに世界的な成長鈍化や金融引き締め、インフレ率の上昇も重荷となり、緩やかな成長にとどまるという。加えて、アフリカ54カ国のうち18カ国が2023年に債務残高のGDP比が70％を超え、債務持続可能性も悪化している。貿易も世界的に低迷しており、アフリカ大陸自由貿易圏（AfCFTA）の成果も顕在化していない。このように課題も多い一方で、同報告書は2025年のアフリカの経済成長率を4.5％と予測している。

アントニオ・グテーレス国連事務総長は、世界の持続的な成長目標（SDGs）の達成のために、この1年間で5,000億ドルの長期融資や投資など刺激策が必要と述べた。なお、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議（COP28）で正式に採択された「損失と損害」基金（COP28、ブラック ジャック）により、アフリカにおける気候変動対策資金の増加が期待されている。

アフリカの主要国（2022年のGDP規模順）の2023年の経済成長率の見通しは次のとおり。

• エジプト：4.2％
• ナイジェリア：3.0％
• 南アフリカ共和国：0.5％
• アルジェリア：3.1％
• モロッコ：2.6％
• エチオピア：5.5％
• ケニア：4.2％
• アンゴラ：3.5％
• タンザニア：5.0％
• ガーナ：3.1％
• コートジボワール：6.2％
• コンゴ民主共和国：6.8％

（井澤壌士）