ダッカでは気温下がり、PM2.5も高水準に

バングラデシュのダッカでは、12月第2週に入って気温が下がり始め、冬の兆しが見え始めている。朝晩は気温20度を切っており、肌寒さも目立つ。バングラデシュ気象局によると、12月11日午前8時時点のダッカの最低気温は16.6度だった。

同国の冬は乾季と重なって降水量は少ないため、空気中の微小粒子状物質（PM2.5）の数値も上昇傾向にある。在バングラデシュ米国大使館が発表している「Air Quality Data」では、12月11日午後3時時点のPM2.5の数値はAQI244を示し、米国の基準では「不健康」（Unhealthy）となっている。冬が本格化するにつれて、PM2.5の数値のさらなる上昇が予想されるため、外出に際しては外気の状況を確認の上、マスクを着用するなど対策が必要だ。

バングラデシュでは2024年1月7日に総選挙の投票を控え（2023年11月17日記事参照）、12月18日から選挙戦が展開される。そのため、出張を控える日本企業が多いものの、出張時には気温の変化や外気の状況に対応できるよう対策が必要だ。

（安藤裕二）