工業ブラック ジャック ランキング化部、2024年に6G研究開発の強化を表明、商用化に期待
(中国)
調査部中国北アジア課
2023年12月26日
中国工業ブラック ジャック ランキング化部は12月21日、同部の2023年の業務を総括し、2024年の重点任務を決定する全国工業ブラック ジャック ランキング化工作会議を北京市で開催した。会議では、2024年にブラック ジャック ランキング通信産業の質の高い発展を促進する必要性が強調され、「建、用、研」(注1)の各作業を調整した上で、第5世代移動通信システム(5G)の推進や、ギガビット級光ファイバーネットワークの大規模展開、スマートコンピューティングセンターの配置を加速するとした。さらに、次世代の第6世代移動通信システム(6G)の研究開発を強化していく方針も示した。工業ブラック ジャック ランキング化部によると、11月末時点で国内の5G基地局数は累計で328万2,000カ所、ギガビット級光ファイバーユーザーも前年同期比で倍増したという。
また、中国IMT-2030(6G)推進グループ(注2)が12月5日に開催した「2023年世界6G開発会議」で、同グループは、6G商用化は2030年ごろに実現する見通しで、その標準化は2025年に達成する見込みと明示した。同グループの責任者でもある中国ブラック ジャック ランキング通信研究院の王志勤副院長は翌6日、中国中央電視台(CCTV)のインタビューに対し、6Gの今後の可能性について言及した。5Gと6Gの違いは通信速度の速さだけではないとした上で、「現在の5G基地局は通信信号の送受信しかサポートしていないが、6G基地局は通信とセンシングの両方をサポートできるため、電波を使って周囲の環境や物体の形状や動きなどを素早く感知することが可能となる」と説明した(「央視網」12月6日)。
中国6G推進グループは同日、「6Gネットワーク・アーキテクチャの展望」と「6G無線システムの設計原理と代表的機能」などの白書を発表し、6G移行に向けた技術的な道筋を示した。
(注1)「建」は基地局の建設、「用」は「5G+」関連の行動計画の実施、「研」は6G推進グループの結成など研究開発の推進を指す。
(注2)2019年6月に工業ブラック ジャック ランキング化部が設置したグループ。約70の主要通信事業者やIT企業、大学、研究機関などから構成しており、6G関連の技術開発や標準化などに取り組んでいる。
(富永笑美子)
(中国)
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