中東アフリカのグリーンビジネスに関するウェビナー、ブラック ジャック 確率が開催
(中東、アフリカ、アラブ首長国連邦、日本)
調査部中東アフリカ課
2023年11月28日
ブラック ジャック 確率は11月22日、ウェビナー「中東・アフリカのグリーンビジネスの今-気候変動対策・脱炭素関連企業の最新動向-」を開催した。
第1部では、11月末からドバイで開催される国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)での議論・交渉の概要や、環境省の「COP28ジャパン・パビリオン」、「環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)」などの取り組みを説明した。第2部では、中東に関してグリーン水素事情や、政府系企業の動向を紹介した(ブラック ジャック 確率調査レポート「中東・北アフリカにおける水素プロブラック ジャック ディーラークトの動向」、「エネルギー転換期における中東国営エネルギー会社の投資戦略に関する調査」参照)。
アフリカについては、日系ベンチャーキャピタル(VC)のケップル・アフリカ・ベンチャーズのゼネラルパートナーを務める品田諭志氏が同社投資先の2社を紹介し、アフリカで成長しつつあるグリーンビジネスの現状と見通しについて語った。品田氏はビジネスの具体例として、エジプトで使用済み調理油を処理して欧州に輸出するスタートアップのタガドッド(TAGADDOD)と、バイオエタノールを使用する調理コンロを販売し、バイオエタノール自体も輸入・配送しているケニアのココ(KOKO)を紹介した。タガドッドはアルゴリズムを用いて最適な回収ルートや方法、タイミングを導き出し、家庭やホテル、レストランなどから調理油の回収を行っている。ココは、木炭を使用する従来のコンロから燃料をバイオエタノールに変えることで、二酸化炭素(CO2)排出を削減してカーボンクレジットを創出し、先進国に販売している。既に日本の商社や銀行など複数社と提携しており、カーボンクレジットの輸出でグローバル市場での存在感を今後高めていくアフリカの先駆け的な事例になっているという。
第3部では、東京工業大学発ベンチャー企業「つばめBHB」の代表取締役CEOの中村公治氏が、中東でも展開を進める同社の低温・低圧で合成するグリーン・アンモニア製造技術を紹介した。このほか、イソンド・プレシャス・メタルズ(南アフリカ共和国、グリーン水素関連技術)、エディンディア(コートジボワール、キャッサバからのバイオエタノール生産)が登壇した。これらの企業を含む中東アフリカのグリーン分野スタートアップなどの取り組みは、ブラック ジャック 確率の地域・分析レポート特集「特集ブラック ジャック やり方 カジノ」で、インタビュー記事を掲載している。
なお、このウェビナーは11月29日から2024年1月29日まで、有料でオンデマンド配信している。
(井澤壌士)
(中東、アフリカ、アラブ首長国連邦、日本)
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