インドとスリランカ、経済・技術協力協定交渉を5年ぶりに再開

インド商工省は11月1日、スリランカ政府との2国間における経済・技術協力協定（Economic and Technology Cooperation Agreement、ETCA）について交渉を再開したと発表した。両国間の自由貿易協定（FTA）は2000年3月に発効しているが、ETCAについてはスリランカ国内の経済への影響を懸念し交渉が停滞、約5年ぶりの交渉再開となった。

スリランカのコロンボで行われた協議では、これまでに交渉した、（1）貿易における技術的な障壁、（2）衛生植物検疫、（3）原産地規則、（4）貿易救済措置、（5）紛争解決制度などの分野について確認し、交渉項目のうち9項目が妥結済みとされた。なお、衣料品やコショウの数量割当、医薬品調達などについては、引き続き協議が継続される。

（深津佑野）