ドバイで食品展示会「スペシャリティフードフェスティバル」が開催

アラブ首長国連邦（UAE）のドバイで11月7～9日、食品展示会「スペシャリティフードフェスティバル（Speciality Food Festival）」が開催された。「Artisan & Gourmet」「Vegan & Plant Based」「Organic & Free-from」「Health & Wellness」「Speciality Beverages」といったセクターに区分して出展者を募集しており、高品質な食品や健康志向の食材に焦点をあてていることが特徴的だ。

今回の「スペシャリティフードフェスティバル」は、当地で12回目の開催。主催者のドバイ・ワールド・トレード・センター（DWTC）によると、世界各国から250以上の企業が参加し、これまでで最大規模となった。イタリア、トルコ、インドの国別パビリオンが設置されるとともに、「TOP Table」と呼ばれるコーナーでは、有名シェフや有望な若手シェフによる調理実演も行われた。

今回、日本企業の出展はなかったが、UAEのGreen Villageが豆腐を展示した。同社は、ドバイ近郊のアジュマン首長国にある工場で豆腐を製造し、製品はショッピングモールにある大型スーパーマーケットからコンビニエンスストアのような小型の小売店まで、幅広く販売されている。

主催者によると、中東・北アフリカ（MENA）地域では、「Fine Dining」と呼ばれる高級料理を扱う市場が年平均10～15％の伸びを示しており、世界平均の5～7％を大きく上回っているという。

次回の「スペシャリティフードフェスティバル 」は2024年11月5～7日の開催が予定されている。

（高橋建朗）