ユニクロ、ブラック ジャック 賭け 方、新たな試みで事業拡大
(ベトナム)
ハノイ発
2023年11月29日
カジュアル衣料ブランドのユニクロは11月10日、ハノイ市内でベトナム初の路面店となる「ホアンキエム店」をオープンした。2019年12月の初出店以降、ベトナム国内では22店舗目、うちハノイ市内で10店舗目になる。
店舗は3フロアで構成され、売り場面積は2,000平方メートル超。ヒートテックなどの定番商品に加え、ベトナム限定のキャラクターコラボTシャツなどを販売する。3階には同国初の試みとして、カフェとイートインスペースを併設した。
狭い物件や路地が多いハノイ中心部に路面店を出店する場合、条件に合致した物件や土地が少ない上、契約に関する複雑な手続きや権利問題をクリアする必要がある。同店が位置するホアンキエム湖周辺は、国内外から多くの人が訪れる観光スポットだが、歴史的建造物が多く、条件に適した物件は極めて限られる。地場・外資を問わず、これだけの大規模な路面店の出店は珍しい。
ユニクロベトナムの最高執行責任者(COO)でゼネラルディレクターの西田英輝氏は「地元だけでなく、国内外からのお客様にとって特別なお買いものと文化的体験の新たな目的地としていきたい」と述べた(同社によるプレスリリース)。
ユニクロは店舗拡大ともに、ベトナム人材の育成と登用を進めている。日本の大学留学のための奨学金や研修プログラムなどを通じた育成を図り、2023年11月時点でベトナム店舗の店長の約7割をベトナム人が占める。
さらに、ベトナムでの商品生産も拡大させている。ユニクロを展開するファーストリテイリングが公開する、取引のある世界の主要縫製工場408カ所(9月1日時点)のうち、ベトナムには55工場があり、中国の213工場に次いで多い。素材工場11カ所、一部工程外注先も14カ所、ベトナムにある。2022年時点のベトナム店舗で販売する商品のうち50%以上がベトナム産で、この割合をさらに増やす方針だという。
(萩原遼太朗)
(ベトナム)
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