ブラック ジャック 無料 ゲーム、持続可能で高付加価値を提供
(香港)
香港発
2023年11月09日
香港特別行政区政府は10月31日、香港の物流業の持続可能で質の高い発展を促進するため、物流業の短期、中期、長期戦略のそれぞれの期間に応じた戦略と行動措置を定める「現代物流発展行動計画(Action Plan on Modern Logistics Development)」を発表した。行動計画では、国際物流ハブとしての香港の地位を強固にし、促進するための8つの戦略と24の行動措置を示している。具体的な内容は次のとおり。
- 物流業界のデジタル化とスマート物流の発展を促進
- 人材誘致に向けた物流業界のイメージの構築(ハイエンドで革新的な産業)と普及の促進
- 空港や湾岸、その他関連ブラック ジャック 無料 ゲームを相互接続・運用する物流データプラットフォームの開発
- 環境に配慮した物流の推進(ロードマップの策定、技術応用の奨励、業界の意識向上、中小企業支援)
- 物流用地の安定供給と深セン市隣接地域の物流クラスターの開発
- 広東・香港・マカオグレーターベイエリア(大湾区)内の連携強化と発展機会の創出(マルチモーダルな交通手段の拡充、「香港・珠海・マカオ橋(港珠澳大橋)」の活用、高価値商品の物流サービスに関する管理基準の策定、香港認定事業者プログラム(注1)と相互認証協定の推進)
- 香港の優位性を用いたビジネスチャンスの開拓(ASEAN、中東、「一帯一路」に隣接する諸国の市場開拓、自由貿易協定の促進、付加価値の高いビジネスソリューションの提供など)
- 物流業界の長期的な発展支援に向けたセクター間の連携強化〔香港物流発展局(注2)の機能強化〕
林世雄運輸物流局長は今後の物流業の目標について「スマート開発、近代化、グリーンサステナビリティー、国際化、円滑化を実現することで、香港を高価値商品と電子商取引(EC)市場に焦点を当てたスマートな物流ハブに発展させる」と示した。
行動計画の詳細は香港政府のウェブサイトで確認できる。
(注1)認定事業者(AEO)は、世界税関機構の世界貿易の基準の枠組みに基づく概念の下、国際的なサプライチェーンの安全を強化、税関と産業界の連携を介して商品の移動を促進する制度。貨物のセキュリティー管理と法令順守(コンプライアンス)の体制が整備された事業者に対し、税関が承認・認定し、税関手続きの緩和・簡素化策を提供する。香港では、2010年から試行的に実施されており、税関によって運営されている。
(注2)香港経由の貨物の流れや、貨物に対する付加価値サービスの提供を促進するため、あらゆる側面について香港政府に助言を行う機関。
(松浦広子)
(香港)
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