38品目、11月末で完全輸入停止に

エチオピアでは、外貨準備高の減少を受け、38品目の輸入にかかるL/C（信用状）の発行が2022年10月17日から停止となっているが（2022年10月17日記事参照）、それ以前に発行されたL/Cでの輸入は継続している。

一方、2023年11月4日付「レポーター」紙によれば、エチオピア税関委員会が11月1日、デベレ・カベタ委員長が署名した税関の全支所宛ての書簡において「部分的または完全に輸入を完了していなかった分の輸入完了の猶予は1カ月」と通達した。これにより38品目は、2023年11月末までに完全輸入停止となり、12月以降はいかなる企業も対象38品目の輸入ができなくなる見込みだ。

38品目には自動車、二輪自動車、調製食料品などが含まれており、対象品目の国内価格高騰、品不足が懸念される。

（中山泰弘）