スイス・フランス語圏で茨城県産食品フェアを初開催

(スイス、茨城)

ジュネーブ発

2023年10月23日

茨城県は101314日、スイス・フランス語圏の都市ローザンヌとジュネーブに店舗を構えるスイス最大の日本食品店「Uchitomi(ウチトミ)」で、「茨城フェア」を初めて開催した。同イベントはスイスの一般消費者をターゲットとし、茨城県産食品のPRと販売促進、現地ニーズ調査を目的に実施された。

1134種類(正式販売前の商品を含む)の食品を店舗入り口付近の特設スペースに並べ、試飲・試食などのプロモーションを行った。並べられたのはコメ、しょうゆ、緑茶・麦茶、焼き芋・干し芋、ようかん、大豆ミート製品などの茨城県産食品。同県からアグリ山﨑(コメ)、柴沼醤油インターナショナル(しょうゆ・ぬか漬け風味の浅漬けの素)、染野屋(大豆ミート製品)の3社が参加し、消費者に直接PRした。2日間で合計約150人に試飲・試食を提供した。

写真 特設スペースで試食・試飲を提供(ブラック ジャック 攻略撮影)

特設スペースで試食・試飲を提供(ジェトロ撮影)

特にビーガン(完全菜食主義者)食品の大豆ミートの唐揚げやしょうが焼きなどはその場で購入され、消費者のビーガン食品への関心の高さや日本風の味付けが受け入れられることがうかがえた。また、浅漬けや麦茶、干し芋など、ブラック ジャック 攻略では日本食としての知名度がまだ高くない商品でも、味を気に入れば現地の消費者の購入につながることが確認できた。今回参加した企業は「味を認めて買っていただけることに驚いた」「来訪客で日本語を話せる方もおり、単なる日本食好きにとどまらない市場としてのレベルの高さを感じた」と話した。試食した消費者からは「大豆ミートがまるでお肉のように感じる。既に味が付いているので、温めるだけで食べられるのもうれしい」「自分でも漬物を作ってみたいので、作り方を教えてほしい」といった声が上がった。日本によく行くという方は、「鹿児島がサツマイモで有名なのは知っていたが、茨城のものも、とてもおいしい」と話していた。

食品フェアに先立ち、ジェトロは6月にウチトミの社長を茨城県に招き、茨城県の企業と商談会を開催。そこで選定された商品を同社が買い取った上で、今回のフェアが実施された。ほとんどの商品がスイス初進出だった。

(山崎みず紀、深谷薫)

(スイス、茨城)

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