米ロードアイランド州のオーシャンテックハブ、バイデン政権の31のテックハブの1つに選定

(米国)

ニューヨーク発

2023年10月25日

米国バイデン政権が10月23日に発表した米国内31カ所のテックハブ(関連実写 版 ブラック ジャック)の1つとして、オーシャンテックハブ(ロードアイランド州、マサチューセッツ州)が選定された。

ロードアイランド州では、水産業や造船業に加え、洋上風力発電(米内務省、ブラック ジャック)などさまざまなかたちで海洋資源の活用が行われてきた。今回採択されたオーシャンテックハブでは、7つの商業港湾や浅海および深海へのアクセスを含むこの地域の海洋資源を活用しながら、海中における人工知能(AI)や機械学習対応ロボットおよびセンサーの開発、テスト、商業化などに取り組む。今後10年間で2,950億ドル以上の成長が見込まれる水中産業における世界的リーダーとなることが目指されている。その実現に向けて、この地域に拠点を置く産業界や労働関係者、大学をはじめとする学術機関、政府など16団体を中心にコンソーシアムを形成し、関連分野への長期的な投資や研究、イノベーションの結集と、迅速な技術移転や商業化の促進を行う。

テックハブへの選定を受け、ロードアイランド州のダン・マッキー知事(民主党)は「バイデン政権が主要テクノロジー分野で急速な成長の可能性を示す全米31のテックハブ拠点の1つにロードアイランド州(のオーシャンテックハブ)を選定したことに感謝する」とした上で、「海洋技術と海洋経済は、何十年にもわたってロードアイランド州のイノベーションエコシステムの一部であり続けてきた。今回の選定は、この成長する世界市場におけるロードアイランド州の地位を証明し、米国の経済と国家安全保障をさらに推進する重要なインフラを構築するための糧となるだろう」と歓迎のコメントを発している(「ニューポート・バズ」10月23日)

(加藤翔一)

(米国)

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