サウジアラビア、原油自主減産の2023年12月末まで継続を再度表明

(サウジアラビア)

リヤド発

2023年10月05日

サウジアラビア国営通信社(SPA)(10月4日付)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、サウジアラビアのエネルギー省の公式実写 版 ブラック ジャック筋は、日量100万バレルの追加自主減産を2023年12月末まで継続すると発表した。11月と12月の同国の生産量は日量約900万バレルとなる。

2023年7月以降継続している日量100万バレルの原油の追加自主減産を、2023年末まで延長することはすでに公表されているが()、今回の発表は12月末まで継続して自主減産を実施することを再度明らかにしたことになる。また、この追加自主減産は、サウジアラビアが2023年4月に発表し、2024年12月末まで実施する日量50万バレルの自主減産に追加されているものだとしている。

同省の関係者は「この自主減産の決定は11月に再検討され、さらなる減産か生産量の増加が検討される」とも述べており、再度方針の見直しを行う可能性を示唆している。

また、同関係者は追加自主減産について、原油市場の安定と均衡を支える目的で、OPECプラス諸国が行っている予防的取り組みを強化するものとしている。

(林憲忠)

(サウジアラビア)

ビジネス短信 514de40d0903b487