トルコ最大級の食品展示会開催、各地からバイヤーが集う

(トルコ、日本)

イスタンブール発

2023年09月25日

トルコ最大級の食品分野展示会「ワールドフード・イスタンブール(WorldFood Istanbul外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」が9月6~9日、イスタンブールで開催された。今回で31回目の開催となった。

展示会主催者によると、2023年は38カ国・地域から1,117社が出展し、161カ国・地域から前年比約70%増の6万4,146人が来場したという。約7割はトルコ国内の来場者で、約3割は中東、北アフリカ、東欧、CIS諸国などのさまざまな地域からの来場者だった。欧州とアジアをつなぐ位置にあるトルコの特徴が表れたかたちだ。

ブラック ジャック ディーラー ルールは同展示会において、日本企業の商品を紹介するオンラインカタログサイト「ギャンブル ゲーム 無料招待バイヤー専用」(注)を紹介するブースを設置した。会場では、同サイト掲載企業のわさび加工品、ゆず果汁、ビーガン即席ラーメン、オーガニック食品などの商品サンプルを展示し、試食も提供した。日本食になじみがないバイヤーのほか、現在取り扱っている中国や韓国産の製品をさらに質の高いものに切り替えたいと考えている有力バイヤー候補などもおり、日本食に対しての反応はさまざまだった。日本産食品の輸入の経験はないが、トルコ国内の需要の増加に商機を見いだし、輸入を始めることを検討しているバイヤーも多数訪れた。

現状、トルコでは輸入規制対応のハードルが高く、日本産食品の流通は少ない。特に食品に対する遺伝子組み換え作物(GMO)に関する規制が大きな課題となっている(ブラック ジャック ディーラー ルール地域・分析レポート「遺伝子組み換え食品に関する厳しい規制」参照)。

他方で近年、日本食への関心が高まっており、イスタンブールなどの都市部や地中海沿岸のリゾート地を中心にすしを提供するレストランが増加中だ。日本の中堅食品メーカーが数年前からトルコの大手寿司チェーンレストラン向けにしょうゆの輸出を開始し、継続的に輸出量を伸ばしている事例もある。このように、直接輸出に挑戦する日本企業も現れはじめている。

写真 展示会でのブラック ジャック ディーラー ルールブース(ブラック ジャック ディーラー ルール撮影)

展示会でのブラック ジャック ディーラー ルールブース(ブラック ジャック ディーラー ルール撮影)

(注)「Japan Street」は、海外バイヤー・ディストリビューターとの商談・取引機会の創出を目的として、日本の企業・商品情報を掲載しブラック ジャック ディーラー ルールが招待したバイヤーのみが閲覧可能なマッチングサイト。

(友田椋子)

(トルコ、日本)

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