8月の輸出額は前年同月比3.8%増に
(バングラデシュ)
ダッカ発
2023年09月07日
バングラデシュ輸出振興庁(Export Promotion Bureau:EPB)が9月に発表した輸出統計によると、2023年8月単月の輸出額は47億8,219万ドルで、前年同月比3.8%増となった。主要品目である衣料品の伸び率は前月(2023年8月7日記事参照)比で低下したものの、依然として輸出額全体の85%を占める40億4,485万ドルだった。内訳は、ニット類(HSコード第61類)が12.3%増の23億1,573万ドル、布帛(ふはく)類(HSコード第62類)が2.7%増の17億2,913万ドルとなった(添付資料表1参照)。
EPBによると、バングラデシュは2022/2023年度(2022年7月~2023年6月)に過去最高の輸出額を記録し、国別ではイタリアと並び日本向けが伸長した(2023年8月14日記事参照)。国別輸出統計は主要品目別統計から遅れて発表されるため、今年度の同統計は7月単月のみ公開されているところ、日本向け輸出は前年同月比38.6%増の約1億5,800万ドル(輸出額全体の3.4%)で、主要国別では最も高い伸び率となっている(添付資料表2参照)。
日本との間では、同国の後発開発途上国(LDC)卒業後を見据えた2国間の経済連携協定(EPA)に関する第2回共同研究会合が7月に行われ、両国の官民学の関係者により、可能性のある個別分野に関する意見交換がなされた(2023年7月31日記事参照)。
(山田和則)
(バングラデシュ)
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