イスラエルのカッツ観光相、サウジアラビアを公式訪問、閣僚としては初
(イスラエル、サウジアラビア)
テルアビブ発
2023年09月28日
イスラエルのハイム・カッツ観光相は9月26日、国連世界観光機関(UNWTO)の会議に参加するため、サウジアラビアのリヤドを訪問した。イスラエル観光省によると、カッツ観光相はサウジアラビアへの公式代表団を率いる最初の閣僚となった。
リヤドでは、9月27日の「世界観光の日」を記念し、世界の観光相や業界リーダーが参加する会議が開催された。サウジアラビア観光省によると、世界120カ国から500人以上の政府関係者、業界リーダー、専門家が会議に参加するとしている。カッツ観光相は「観光は国家間の架け橋だ。観光分野のパートナーシップは、心をひとつにし、経済的繁栄をもたらす可能性を秘めている」とし、「観光やイスラエルの外交関係を促進するための協力関係の構築に努める」と抱負を述べた。
イスラエルとサウジアラビアの和平合意に向けては、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が9月20日に、国連総会が開催された米国ニューヨークでジョー・バイデン米大統領と協議を行っている()。また、ネタニヤフ首相は9月22日の国連総会の一般討論演説で、サウジアラビアとの歴史的な和平の一歩手前にいると信じていると述べている(ネタニヤフ首相が国連で演説、無料)。
(中溝丘)
(イスラエル、サウジアラビア)
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