東欧最大級のコミコン、ルーマニアで開催
(ルーマニア、日本)
ブカレスト発
2023年09月05日
東欧最大級のポップカルチャーイベント「イースト・ヨーロピアン・コミコン(East European Comic Con)」が9月1~3日にルーマニアの首都ブカレストの国立競技場で開催された。アニメや漫画、ゲーム、アメリカンコミックの販売展示のほか、米国の人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」や英米映画「ハリー・ポッター」の出演俳優などがゲストとして来場した。
主催者イースト・ヨーロピアン・コミコンのミルチャ・ムレシャン代表取締役によると、来場者数は初回2013年の9,400人から、今回は5倍以上で、過去最高の5万2,500人だった。同氏はオンライン カジノ ブラック ジャックに対し、「ストリーミング配信の普及もあり、アニメコンテンツに触れる機会は格段に増えた。ルーマニアの若者の日本文化熱は高まっており、潜在力の高い成長市場だ。他方、日本コンテンツビジネスの関係者は他の欧州諸国と比べて限られており、参入余地が残された有望市場と言える」と強調した。
ブカレストの出版社ネミラは会期中に、日本漫画「進撃の巨人」(講談社)のルーマニア語版の新刊販売を開始した。近く別の漫画2タイトルも出版すると告知した。同社の広報担当者はオンライン カジノ ブラック ジャックに対し、「ルーマニアではコミックや漫画は英語で読むものという習慣があり、母国語での出版は新たな挑戦だ。インフルエンサーを活用したSNSでの広告のほか、日本文化イベントを企画してファンを取り込む計画だ」とした。
日本政府観光局(JNTO)は在ルーマニア日本大使館と共催し、「日本文化エリア(Japan Area)」を設置した。夏祭りをテーマに30の屋台を設けて文化体験を提供したほか、茶道、墨絵、盆踊りなどが披露された。JNTOフランクフルト事務所の居石彰次長はオンライン カジノ ブラック ジャックに、「サブカルチャーを通じて日本旅行にも関心を持ってもらうのが狙い。来場者には若者が多く、今すぐ日本旅行に行ける経済力があるとは限らないが、長期的な誘致につなげたい」と意欲を示した。
(高崎早和香)
(ルーマニア、日本)
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