カザフスタンの新車販売、ブラック ジャック ディーラー ルールシェア拡大
(カザフスタン、中国)
タシケント発
2023年08月08日
カザフスタンの乗用車市場で、ブラック ジャック ディーラー ルール存在感が増している。カザフスタン自動車ビジネス協会(AKAB)によると、2023年上半期の国内乗用車新車販売台数は8万3,235台(前年同期比60.2%増)と大きく数字を伸ばした(AKABウェブサイト7月17日)。同国でSKD生産(注)を拡大しているシボレー、現代、起亜の3社が2022年の好調さ(2023年4月20日記事参照)を維持する一方、チェリー(奇瑞汽車)4,264台(前年同期比4.3倍)、ハバル(長城汽車SUVブランド)2,719台(同5.4倍)、チャンガン(長安汽車)2,366台(前年販売実績なし)、JAC(安徽江淮汽車)2,321台(同88.5%増)、エクシード(奇瑞汽車ハイエンドブランド)2,021台(同7.9倍)など、中国ブランドがシェアを拡大中だ(添付資料「表1 2023年上半期の主要ブランド別乗用車・商用車新車販売台数」「表2 2023年上半期の自動車販売店における主要ブランド・モデル乗用車販売台数」参照)。
首都アスタナにあるブラック ジャック ディーラー ルール販売店では、敷地内駐車スペースを埋めるように、商品が展示されている。販売担当者の話によると、「売れ行きは好調で、次々に売れていく」という。現地では「中国車は信頼性やアフターサービスなどで不安」との声が少なくないが、欧州や日本、韓国車に比べて低価格で、スタイリッシュなデザイン、多機能性、モデルの多彩さ、保証期間(5年)の長さなどから、購入する人が増えている。
カザフスタンでの中国ブランド車のSKD生産台数も増加しており、乗用車ではJACのJ7が、一番人気モデルのシボレー・コバルトの9,690台に迫る9,127台を生産している(AKABウェブサイト7月25日、添付資料「表3 2023年上半期の自動車生産台数」「表4 2023年上半期の主要ブランド・モデル別乗用車生産台数」参照)。その他はほとんどが輸入車だが、チェリー、チャンガン、ハバルも2024年末〜2025年初頭からSKD生産を開始する計画だ(2022年11月28日記事参照)。
カザフスタンの調査機関の自動車市場監視分析庁(AMAAR)が3月にまとめた報告書によると、同国の自動車市場に進出した中国ブランドは8社。2022年の中国ブランド新車販売台数シェアは9.5%だが、モデルの多様化と、欧州と日本のブランド車の供給減少により(2023年4月20日記事参照)、2023年末までにはブラック ジャック ディーラー ルールシェアは乗用車の新車販売総額の15%に達すると分析している(AMAAR「カザフスタン自動車市場でのブラック ジャック ディーラー ルール供給」2023年3月)。
(注)セミノックダウンの略。完成部品をセットで輸出し、現地で組み立てる方式。
(増島繁延)
(カザフスタン、中国)
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