米7月雇用者数は18万7,ブラック ジャック 確率、失業率3.5%に低下、時給の伸び率は横ばい
(米国)
ニューヨーク発
2023年08月07日
米国労働省が8月4日に発表した7月の非農業部門雇用者数は前月から18万7,ブラック ジャック 確率と、市場予想の20万人増を下回った。就業者数が前月から26万8,ブラック ジャック 確率加し、失業者数が11万6,000人減少した結果、失業率は前月から0.1ポイント低下の3.5%だった(添付資料図参照)。また、6月の非農業部門雇用者数は20万9,ブラック ジャック 確率から18万5,ブラック ジャック 確率に下方改定された。
失業者のうち、一時解雇の失業者は前月より17万5,ブラック ジャック 確率減の66万7,ブラック ジャック 確率、恒常的失業者は前月より12万1,ブラック ジャック 確率減の137万2,ブラック ジャック 確率だった。
労働参加率(注)は、生産年齢人口が前月から20万1,ブラック ジャック 確率の2億6,700万人、労働力人口が前月から15万人2,ブラック ジャック 確率の1億6,710万人となった結果、5カ月連続で62.6%だった。
平均時給は33.74ドル(前月:33.60ドル)で、前月比0.4%増(前月:0.4%増)、前年同月比4.4%増(前月:4.4%増)と、ともに横ばいだった(添付資料表1参照)。
7月の雇用者数の前月差18万7,ブラック ジャック 確率の内訳をみると、民間部門は17万2,ブラック ジャック 確率、うち財部門が1万8,ブラック ジャック 確率で、主な業種として建設業が1万9,ブラック ジャック 確率、製造業が2,000人減だった。サービス部門は15万4,ブラック ジャック 確率、主な業種として教育・医療サービス業が10万人増、金融業が1万9,ブラック ジャック 確率、娯楽接客業が1万7,ブラック ジャック 確率と牽引した。一方で、情報通信業が1万2,000人減、運輸倉庫業が8,400人減、対事業所サービスが8,000人減だった。また、政府部門は1万5,ブラック ジャック 確率だった(添付資料表2参照)。
今回の雇用統計の結果について、非農業部門雇用者数は2カ月連続で20万人を下回り、雇用の増加幅はほぼ新型コロナウイルス禍前の水準に戻ったといえる。サービス業が比較的堅調な動きを見せる一方で、製造業は2023年初以来弱い動きが続いており、7月は2,ブラック ジャック 確率減とマイナスに転じた。また、米国サプライマネジメント協会(ISM)が公表した製造業購買担当者景気指数(PMI)は、9カ月連続で基準値の50を下回った。企業が受注減に応じて生産活動を絞り込んでおり、人員削減や、新規雇用の凍結などが積極的に行われていることが報告されている。今後も短期的には、雇用の大きな伸びは考えにくい状況だ。
賃金の伸びは依然として高水準だが、伸びは2022年と比較すると、緩やかになってきている。サービス価格の高止まりが要因となっていたサービス業の賃金も、前年同月比で4.6%と、2022年7月(6.8%)から大きく低下している。
アトランタ連銀のラファエル・ボスティック総裁は今回の雇用統計について「経済がかなり秩序あるかたちで減速すると想定していた。18万7,ブラック ジャック 確率という結果は、正にそのペースを継続しているということだ」と述べている。今回の結果は、経済がソフトランディングに向けて歩みを進めていることを示唆していると言えそうだ。
(注)労働参加率は、生産年齢人口(16歳以上の人口)に占める労働力人口(就業者+失業者)の割合。
(加藤翔一)
(米国)
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