AJUグループがドレラSIRのホテル用地を落札
(インド)
アーメダバード発
2023年07月28日
インド西部、グジャラート(GJ)州のドレラ特別投資地域(SIR)でホテル開発用地の競売が行われ、アジュ・リョカン(AJU Ryokan NRC、リョカンは旅館の意。以下AJU)が落札した(「デーシュ・グジャラート」紙7月19日)。今回競売にかけられたのは、ドレラSIR内のハイアクセス・コリドーゾーンの一部で、ホスピタリティ産業に割り当てられた初めての区画となる。
AJUは、2007年にプラカッシュ・ヤーダブ氏とインダール・ヤーダブ氏により創業された。現在では、ハリヤナ州グルガオン、ハリヤナ州マネサール、ラジャスタン州ニムラナ、GJ州ビタラプールなど北インドを中心に、主に周辺の工業団地などに勤務する日本人の出張者や、長期滞在者をターゲットにしたホテルやレストランなどの事業を展開している。
なお、ドレラSIRは、ドレラ産業都市開発公社(Dholera Industrial City Development Limited:DICDL)が開発する産業スマートシティーだ。都市計画に基づいて、グリーンフィールドから整備が進められ、敷地内の約228エーカー(約92万平方メートル)が、観光やレクリエーション目的用区画として割り当てられている。交通、水、電力、排水など、持続可能な基礎インフラを備え、産業区画と居住区画から成る同地域は、国家プロジェクトの「デリー・ムンバイ産業回廊(DMIC)」計画の中でも戦略的に位置づけられる。産業区画に進出計画のある企業の分野は、重工業、自動車・同付属品、防衛、エレクトロニクス、ハイテク技術、農業・食品加工、物流パーク、ソーラー発電パークなど幅広い(GJ州独自の「半導体政策2022-27」を発表(カジノ)。
(飯田覚)
(インド)
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