6月の新車販売は前年同月比88.3%増、年間100万台が視野に
(ロシア)
調査部欧州課
2023年07月11日
在ロシア欧州ビジネス協会(AEB)の発表(7月6日)によると、6月の乗用車と小型商用車(LCV)の新車販売台数は前年同月比88.3%増の5万2,279台だった(添付資料表参照)。ブランド別にみると、中国の4ブランドがトップテン入りし、各社とも前年同月と比べて約4~26倍と大幅な伸びを見せ、ロシア国内での新車販売の増加に寄与した。韓国勢は8位と10位に起亜と現代が入ったものの、それぞれ同83.8%減、90.8%減と大きく落ち込んでいる。
AEBの統計には並行輸入車や一部ブランド車の販売台数が含まれていない。AEBは7月から、協会独自の統計に加え、これらの販売実績が含まれる地場のブラック ジャック 必勝 法処理企業パスポート・インダストリアル・コンサルティング(PPK)のデータの公表を始めた(注)。PPKによると、6月の新車販売台数は前年同月比2.3倍の8万7,357台に上った。AEB自動車製造者委員会のアレクセイ・カリツェフ委員長は7月6日の発表で「2022年に販売台数が大幅に減少した後、市場は回復を見せており、2023年の販売台数は100万台に達する可能性がある」と指摘している。
(注)AEBの独自統計には並行輸入車が含まれていない。また、メーカー側が月別データを公表していないことから、チェリー(奇瑞汽車)やメルセデス・ベンツなど一部のブランドの販売が考慮されていない。一方、PPKのデータには並行輸入車が含まれ、ロシアで販売される全てのブランドが網羅されている(「オートニュース」7月7日)。AEBはPPKのデータの公表開始について「より客観的な評価が可能になる」としている。
【欧州課】
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