サウジアラビア、日量100万バレルの追加削減を8月まで延長
(サウジアラビア)
リヤド発
2023年07月04日
サウジアラビア国営通信社(SPA)(7月3日付)によると、サウジアラビアのエネルギー省の公式ハイパーブラックジャック筋は、7月に実施する日量100万バレルの追加減産をさらに1カ月間延長することを明らかにした。
同関係者は、自主的な追加減産は、石油市場の安定と均衡を支えることを目的とし、OPECプラス諸国の予防的な取り組みを強化するものと説明している。
7月からの減産は、2023年4月に同国が発表し()、2024年12月末まで延長するとしている日量50万バレルの自主的な減産に追加されるもの。同国の原油生産量が日量900万バレルとなるよう、7月から日量100万バレルを追加で減産し、同国の自主減産量は合計日量150万バレルとなっている()。今回、自主減産を1カ月延長したことで、8月の原油生産量も日量900万バレルとなる。
(林憲忠)
(サウジアラビア)
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