BYD、ブラジルに大型生産拠点を建設
(中国、ブラジル)
広州発
2023年07月06日
中国の電気自動車(EV)大手・比亜迪(BYD)の7月5日付発表によると、同社とブラジル北東部のバイーア州政府は4日、同州カマサリ市に3つの工場からなる大型生産拠点を建設すると表明した。総投資額は約45億元(約900億円、1元=約20円)。
発表によると、同拠点は(1)中型・大型電気バス(定員9人以上)とトラックシャーシの生産工場、(2)新エネルギー車の生産工場、(3)リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの材料加工工場から構成される。うち、新エネルギー車の生産工場では、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)を生産し、年間生産台数は15万台を計画している。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの材料加工工場では、世界市場のニーズに応えるために、地元の港湾資源を活用するとした。同拠点は2024年下半期に生産を開始し、現地で5,000人を超える雇用を創出する見込みという。
BYDの李柯副総裁(兼BYD米州地区総裁)は「ブラジルに大型生産拠点を構築することは、米州市場でのBYD発展の重要な一歩で、現地の新エネルギー車普及を加速させるだろう。さらに、世界的な気候変動に対応し、人々の生活の質を向上させる上で、大きな役割を果たすことになる」と述べた。
BYDの2023年1~6月の世界全体での生産・販売台数はそれぞれ127万5,547台(前年同期比95.5%増)、125万5,637台(同94.3%増)と大幅に増加している。6月のブラック ジャック 必勝 法販売台数は1万536台となっている。
(梁梓園)
(中国、ブラジル)
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