ブチッチ大統領、ニデックのセルビア工場開所式で「2国間関係拡大の起点」とあいさつ

(セルビア、日本)

ブダペスト発

2023年06月02日

ニデック(旧日本電産)は5月18日、セルビア北部の都市ノビ・サド市に新設した2工場の開所式を実施した(プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。式典には、アレクサンダル・ブチッチ大統領、坪田哲哉・駐セルビア日本臨時代理大使が臨席した。

ブチッチ大統領はあいさつで、「日本企業はひと月やふた月で進出することはないが、1度進出するとずっと居続けてくれる。そして日本企業であるニデックが進出してくれたことで、セルビアに別の投資家も来たくなるはずだ。ニデックのような企業が進出してくれたことで、外国に出ていった若者たちが再び彼らの将来を思い描ける地としてセルビアに戻ってきてくれることだろう」と語った。

同大統領はまた、「セルビアにとって日本は非常に重要なパートナーだ。かつて490万ユーロ程度だった貿易額も今では3億2,000万ユーロになっている。この数字はまだまだ少額だが、両国の関係は(今回のニデックによる投資によって)さらなる魅力的な投資を呼び込むこととなり拡大していくことだろう」と話した。

1つ目の工場はニデックエレクトリックモータで、約6万平方メートルの敷地で第1期工事分として1,000人を雇用し、ハイブリッド自動車用の車載モーターならびに関連製品の製造を行う。もう1つの工場はニデックエレシスで、3万6,000平方メートルの敷地に第1期工事分として200人を雇用し、車載用インバーターなどの製造を行う。

セルビア工場の開所に至るまでの支援内容に対して、ニデックエレクトリックモータ・セルビアの川阪康樹社長は「中央政府や地方政府には、補助金以外にも各種検討に必要なブラック ジャック サイトの提供、現地取引先の紹介などきめ細やかな支援をいただいた。特に、セルビア開発庁には外国企業の進出支援専門機関として各種申請事項を強力にサポートいただいたおかげで、セルビア独自の法制に準拠した手続きを当初スケジュールどおりに進めることができた。また、日本大使館にも立ち上げ日本人スタッフの支援、ブラック ジャック サイト共有そして進出している日系企業とのブラック ジャック サイト連携などを支援いただいたことで、新型コロナ禍においても安心して立ち上げができた」と語った。

(ドラガン・ミレンコビッチ、末廣徹)

(セルビア、日本)

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