トランプ ゲーム ブラック ジャック、申請ベースで前年同期比2.1倍

(タイ)

バンコク発

2023年06月02日

タイ投資委員会(BOI)は522日、2023年第1四半期(13月)のタイへの外国直接投資統計を公表した。申請ベースでは、投資額が前年同期比2.1倍の約1,553億バーツ(約6,212億円、1バーツ=約4.0円)、投資件数が10.5%増の211件となった(添付資料表1参照)。

申請額を国・地域別にみると、電気・電子で大型事業申請のあった韓国が前年同期比で54.0倍の約315億バーツとなり、全体のシェア20.3%を占めて首位になった。大型の電子部品製造事業があったシンガポールが16.3倍の約297億バーツとなり、シェア19.2%で2位だった。中国は87.1%増の約250億バーツで、シェア16.1%の3位。一方、日本は2.5倍の約248億バーツ、シェア16.0%で4位となった。アイルランドは97.2倍の約132億バーツとなり、シェア8.5%の5位に上がった。

認可ベースでは、投資額が前年同期比2.5倍の約1,750億バーツ、投資件数が98.8%増の334件となった(添付資料表2参照)。投資額を国・地域別にみると、太陽光発電セル製造事業の大型案件があったシンガポールが約424億バーツ、シェア24.2%で首位となった。また、中国が4.1倍の約335億バーツで、シェア19.1%の2位だった。日本は約279億バーツで、シェア15.9%の3位となった。

タイ政府が産業高度化を目指す「タイランド4.0」においてターゲット産業とする12分野の投資状況をみると、タイ資本も含めた申請ベースでは、投資額で自動システム・ロボット(25.8倍、約6億バーツ)と電気電子・エレクトロニクス(9.2倍、約947億バーツ)が大きく伸びた。また、観光(5.9倍、約78億バーツ)も大幅に増えた(詳細などは添付資料「表3 タイ・外国資本によるBOI申請ベース金額および件数」、「表4 タイ・外国資本によるBOI認可ベース金額および件数」、「表5 外国資本によるBOI申請ベース金額および件数」、「表6 外国資本によるBOI認可ベース金額および件数」、2023年2月7日記事参照)。

(高谷浩一、ナパッサワン・ブンサンサーム)

(タイ)

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