アウクスブルク大学、AIを活用した生産技術研究施設をオープン
(ドイツ)
ミュンヘン発
2023年06月29日
ドイツ南部バイエルン州にあるアウクスブルク大学は6月19日、キャンパス内に人工知能(AI)を活用した生産技術の実証研究などを行う施設をオープンした。
施設名は「ホール43(Halle 43)」で、ミュンヘン市の北西約65キロのアウクスブルク市内にある。「ホール43」は、床面積5,300平方メートルの1つの建屋となっており、工作機械、ロボットなどが設置されている。バイエルン州が、AIなどの先端技術分野を支援する「ハイテク・アジェンダ」プログラム(関連オンライン カジノ ブラック)を通じて、9,200万ユーロを助成している。
6月19日には建屋内で開所式典が開催され、アウクスブルク大学のザビーネ・デューリング=マントイフェル学長、アウクスブルク市のボルフガング・ヒュプシュレ経済局長らが臨席したほか、バイエルン州のマルクス・ブルーメ州科学・芸術相がビジオメッセージを寄せた。
「ホール43」では、生産工程をAIによって革新するための協同を促す。具体的には、アウクスブルク大学が企業と共同で研究開発を行い、生産データなどを収集していく。分野としては、素材、生産技術、データに基づくモデリング、デジタル・ブラック ジャック 遊び方モデルなどが対象。また、「ホール43」を製造業での人材育成・教育の場としても活用していくという。さらには、スタートアップも「ホール43」内でプロトタイプの製造や、他企業とのネットワーク構築ができる。
今回のプロジェクトを主導するアウクスブルク大学のマルクス・ザウゼ教授(機械工学)によると、同大学は既に250以上の企業とコンタクトがあり、うち半数が中小企業だという。また、同大学は40以上の企業と具体的な共同プロジェクトを実施しているという。さらに、アウクスブルク市においては「アウクスブルクAI生産ネットワーク」が発足しており、同ネットワークにはアウクスブルク大学のほか、フラウンホーファー研究機構の鋳造・複合材料・プロセス技術研究所(IGCV)、ドイツ航空宇宙センター(DLR)/軽量化生産技術センター、アウクスブルク応用科学大学が参画している。
アウクスブルク大学は、日本との協力にも積極的だ。たとえば同大学は2022年1月、大田区と、未来のものづくりに向けた最新プロジェクトの意見交換会をオンラインで開催、ザウゼ教授も登壇した。
(高塚一)
(ドイツ)
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