イスラエルとモロッコ、労働者受け入れや観光促進、医療協力などで合意
(イスラエル、モロッコ)
テルアビブ発
2023年06月22日
イスラエルのモシェ・アーベル保健・内務相は6月16日、モロッコを訪問してアブデルワフィ・ラフティト内務相らと会談を行った。
ラフティト内務相との会談では、モロッコからイスラエルに、看護や建設部門の労働者を呼び込む協定を早期に推進することで合意した。今後、共同作業チームを設立するとしている。両国間のビザ手続きについても議論し、アーベル保健・内務相は2023年内に電子ビザの開発を促進することを明らかにした。そのほか、両国間で観光客やビジネス目的の渡航者の受け入れ増加に向けた取り組みについても議論したとしている。
ハリッド・アイト・タレブ保健相との会談では、両国の医療協力を強化する協定を締結したという。この協定は医療技術、非伝染性疾患との闘い、遺伝子学などの分野での協力促進を目的としている(6月18日付「i24ニュース」)。
イスラエルとモロッコは米国の仲介によって2020年12月に国交正常化を果たしており(2020年12月15日記事参照)、2023年5月には3つの輸送協定に署名している(2023年5月30日記事参照)。
(ガブリエル・ホドス、中溝丘)
(イスラエル、モロッコ)
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