ブラック ジャック ルール ディーラー

(ラオス、中国)

ビエンチャン発

2023年06月12日

中国工商銀行(ICBC)ビエンチャン支店は中国人民銀行(中央銀行)から「人民元クリアリング銀行」の指定を受け、6月からブラック ジャック ルール ディーラー決済サービスを正式に開始した。ICBCビエンチャン支店によると、中国人民銀行が国外に設立した人民元クリアリング銀行は29カ国・地域に31銀行に上り、ASEANではシンガポール、マレーシア、タイ、フィリピンに次いでラオスは5カ国目となる。

人民元クリアリング銀行は、人民元決済の取り決めを設けている銀行に対して、人民元の資金決済サービスを提供する中国以外の金融機関で、中国本土外(オフショア)市場で人民元決済を可能とするものだ。ラオスの商業銀行はICBCビエンチャン支店に人民元口座を開設することで、ラオス国内や中国本土との人民元決済が可能となる。

これまで2022年9月に、ラオス中央銀行と中国人民銀行はICBCビエンチャン支店を人民元決済銀行とする覚書を締結し、同年11月に中国人民銀行とICBCビエンチャン支店の人民元取引決済協定が締結された。ICBCビエンチャン支店は翌12月から人民元クリアリング銀行としての試験運用を行ってきた。

現地商業銀行の有識者へのヒアリングによると、この措置は人民元の国際化の一環で、既にブラック ジャック ルール ディーラー決済が増加している中、人民元のプレゼンスがより拡大することになるだろうと指摘している。

なお、ICBCビエンチャン支店では、2022年までの3年間で人民元建て貿易金融取扱額が175億元(約3,500億円、1元=約20円)、為替取引額は40億元、人民元送金額は10億元に達したという。

写真 中国工商銀行ビエンチャン支店(ジェトロ撮影)

中国工商銀行ビエンチャン支店(ジェトロ撮影)

(山田健一郎)

(ラオス、中国)

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