飯野海運、イスラエルの海事VCザ・ドックのファンドに出資

飯野海運は6月13日、イスラエルの海事分野に特化したベンチャーキャピタル（VC）ザ・ドック（the DOCK）が運用するファンドへの出資を発表した。

発表によると、今回の出資は海事専門ファンドへの戦略的出資を通して、海事分野のスタートアップや先進的な取り組みを進める企業と広く連携することを目指すもので、グローバルなオープンイノベーション活動を推進していくという。海事分野の新技術への知見を深め、最適な技術を即時採用することで、競争力強化と効率的で持続可能な海運業の実現も目指す。

ザ・ドックはこれまでにも日本企業からの出資を受けており、日本郵船やオリックスが出資している。ザ・ドックによると、イスラエルの海事分野のエコシステムは成長を続けており、2018年に37社だった同分野のスタートアップ企業数は2022年上半期時点で110社以上と増加しているという。

（アリサ・ノスキン、太田敏正）