ライーシー・イラン大統領がインドネシア訪問、11の協力文書に署名

(イラン、インドネシア)

テヘラン発

2023年05月25日

イランのイブラーヒーム・ライーシー大統領は、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領の公式招待を受け、5月23~24日にホセイン・アミール・アブドゥラヒヤーン外相ら政府高官とともにジャカルタを訪問した。両国首脳間の公式訪問は17年ぶりとなった〔5月23日付イスラーム共和国通信(IRNA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

イラン大統領府によると、今回の訪問中に両国は外交、貿易、ビザ免除、科学技術協力、石油ガスなどの分野で11の協力文書に署名した(5月23日付イラン大統領府外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

ライーシー大統領は23日、ジョコ大統領と共同記者会見に臨み、今回の訪問がインドネシアとの関係発展に重要な一歩をもたらすことへの期待を表明し、「両国は外交関係樹立以来70年間、政治、経済、商業などさまざまな分野で常に良好な交流を続けてきた」と述べた。今後の関係については、両国の貿易額の目標を200億ドルに設定するとし、「それぞれ自国通貨で取引することを決定した」とした(5月23日付イラン大統領府外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

5月23日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、ジョコ大統領は両国間で署名した貿易協定について、両国間の貿易量が増加することを期待しているとした。また、科学技術分野など多くの分野で両国間の協力関係が強化されることも期待するとした。

(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)

(イラン、インドネシア)

ビジネス短信 80c93be50f9bef10