自動車生産は好調維持、ブラック ジャック ゲーム ルール
(アルゼンチン)
ブエノスアイレス発
2023年05月17日
アルゼンチン自動車製造業者協会(ADEFA)は5月4日、4月の自動車(トラック、バスを除く)の生産台数と輸出台数を発表した。生産台数は前月比11.0%減、前年同月比24.1%増の5万4,399台、輸出台数は前月比5.2%減、前年同月比12.0%増の3万736台だった(添付資料「図1 自動車生産台数の推移」、「図2 自動車輸出台数の推移」参照)。2023年1~4月の累計輸出台数を仕向け地別にみると、ブラジル、コロンビア、ペルー、チリ向けが輸出台数全体を押し上げた(添付資料表参照)。
4月単月の生産台数の前月比での減少は、ADEFAによると、稼働日が前月比で4日少なかったことによるもの。輸入規制が強化される中でも、生産台数は増加傾向を維持している。アルゼンチン自動車部品工業会(AFAC)へのヒアリングによると、自動車部品製造業者による原材料の輸入は難しい状況が続くが、他の産業に比べれば恵まれており、輸入通関から30~90暦日で輸入代金の支払いができているという。
アルゼンチン自動車販売代理店協会(ACARA)の5月1日の発表によると、4月の自動車国内販売(新車登録)台数(トラック・バスを含む)は、前月比13.6%減、前年同月比8.6%増の3万3,487台だった(別添資料図3参照)。登録台数に占める国産車の比率は64.5%と、前月比で0.3ポイント、前年同月比で5.7ポイント上昇した。堅調な自動車販売の理由について、ACARAのリカルド・サロメ会長は、通貨ペソの下落が続く中、自動車購入が資産の保全につながっているためとの見方を示している。
(西澤裕介)
(アルゼンチン)
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