大統領選、現職エルドアン氏優位も、決選投票にもつれ込みか

(トルコ)

イスタンブール発

2023年05月15日

トルコで514日に行われた大統領選挙の結果は、高等選挙委員会(YSK)が開票中だが、開票率91.9%の段階で、レジェップ・タイップ・エルドアン現大統領が得票率49.5%を獲得している。野党連合候補のケマル・クルチダルオール氏(共和人民党、CHP)の得票率44.8%となっている。ただ、エルドアン候補の得票率が50%を超えていないため、528日に決選投票が行われることになるとみられている(2023年5月12日記事参照)。

また、現地報道によると、同時に行われた国会議員選挙(一院制、定数600)では、公正発展党(AKP)と民族主義者行動党(MHP)の共和連合が過半数を上回ったもよう。

なお、一部の国外在住者を含めた全ての開票は終わっておらず、決選投票を待たずに、エルドアン氏の再選が決まる可能性もある。

(中島敏博)

(トルコ)

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