中国、公共交通機関でのマスク着用を「推奨」に
(中国)
北京発
2023年04月14日
中国国務院共同防疫メカニズムは4月12日、「新型コロナウイルス感染予防のマスク着用ガイドライン(2023年4月版)に関する通知」(聯防聯控機制防発[2023]2号)を発表した。公共交通機関利用時のマスク着用義務を撤廃し、「着用を推奨する」とした。
具体的には、航空機や電車、地下鉄などの公共交通機関利用時だけでなく、スーパーマーケットや映画館など人が密集する密閉空間にいる場合なども「着用を推奨する」とした。一方で、広場や公園などの屋外や、職場や学校では「着用しなくてもよい」とした。
一方、下記6つの場面では「着用が必要」としている。
- 新型コロナウイルスの検査で陽性と判定された場合
- 発熱・せきなどの症状がある場合
- 社区や学校で新型コロナウイルス感染が拡大した場合
- 医療機関に行く場合
- 養老施設、社会福祉施設など感染リスクが高いとされる施設を訪れる場合
- 養老施設、社会福祉施設、保育施設、学校など主要施設における医療や飲食、清掃、警備など公共サービスを提供する人員の勤務時間中
国家疾病予防コントロール局は、今回のマスク着用のガイドライン改定について、新型コロナウイルス感染の予防・管理の効果が確保されることを前提に、市民生活や経済活動への影響を最小限にすることを考慮したと説明した。また、同ガイドラインは、新型コロナウイルスの感染状況の変化や予防・管理の必要性に応じて、改定・改善される予定であり、各地・各部門は、現地の実情を踏まえ、同ガイドラインを参考に、地方および業界独自のガイドラインを制定することができると説明した。
(趙薇)
(中国)
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