暑さ極まるバングラデシュ、体調管理に注意
(バングラデシュ)
ダッカ発
2023年04月13日
バングラデシュでは、4月に入って気温が上がり、一気に暑さが増している。気象局(BMD)の発表によると、4月10日のダッカの最高気温は37.9度だった。外出時には日差しや暑さへの対策など、体調管理も必要だ。
気温が上がると冷房の利用も増えるため、電力需給に影響を及ぼす可能性がある。電力開発局(BPDB)のデータによると、3月9日の電力のピーク需要量は1万2,264メガワット(MW)だったのに対し、4月9日のピーク需要量は1万4,323MWと、16.8%増加している。電力需要量拡大に伴い、電力供給量も増加しているものの、さらなる需要増加は電力需給を逼迫し、停電を引き起こす可能性もある。また、バングラデシュでは冷房設定温度を20度以下と低く設定している場所が多く、室内での健康管理も必要だ。
BMDのデータによると、バングラデシュの平均的な月間最高気温は年間を通じて4月が最も高く、33.2度となっている(ダッカは33.7度)。4月22日まで断食月のラマダンが続く予定だが、厳しい気候下でのラマダンとなりそうだ(2023年3月27日記事参照)。
(安藤裕二)
(バングラデシュ)
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