米NY州、州内交通機関利用者数が新型コロナ禍前の水準をほぼ回復

(米国)

ニューヨーク発

2023年04月25日

米国ニューヨーク(NY)州のキャシー・ホークル知事は4月21日、NY市の4月20日の地下鉄の1日の有料乗車回数が400万回を超えたと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。前回400万回超を記録したのは新型コロナ禍前で、2020年3月12日の410万回だった。

また、NY州郊外を走るメトロノース鉄道は、2023年4月19日に19万5,086回となり、新型コロナ禍前の74%まで増加した。4月18~20日の3日間の平均乗車回数では、新型コロナ禍前の2020年2月の73.5%に当たる19万3,111回まで回復したとしている。

ロングアイランド鉄道の乗車利用回数は、グランドセントラル・マディソン駅が開通した2023年2月27日からの16日間で20万回を超えた。また、4月9~15日の7日間の1日当たり乗車回数の平均は16万8,726回で、2020年3月からの7日間平均で最高値となったとしている。

なお、NY州会計監査官が発表した「新型コロナ禍におけるNY市地下鉄利用客数への影響に関する統計」によると、利用者数の回復が遅い駅として、マンハッタン区ではペンステーション、ウォール街にある2つの駅、レキシントン・53-51ストリート駅の4駅が上位10位に入っている。

(吉田奈津絵)

(米国)

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