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(インド)

ニューデリー発

2023年04月19日

国際空港評議会(ACI)は4月5日、2022年の空港利用客数(国際・国内線の合計延べ数)の実績を発表した。インドのデリー国際空港は前年比60.2%増の5,949万人で、アジア地域内で最も利用客数が多い空港となった。世界全体ではデリーは第9位(前年第13位)、上位10カ所のうち米国国内の空港が5カ所ランクインした。なお、2022年は各国での新型コロナウイルス感染拡大を受けた国外渡航の各種規制が多くの国で緩和された一方、主要空港の利用客数は、新型コロナ以前の2019年の水準にまで必ずしも回復していない(添付資料表参照)。

インド空港評議会の統計によると、2022年のデリー国際空港利用客のうち、約77%(4,581万7,503人)が国内線、約23%(1,367万2,571人)が国際線だった。路線別(インド民間航空局統計)に見ると、国内線ではデリー~ムンバイ間(506万人)やデリー~ベンガルール間(394万人)など、年間を通じて商業都市間の路線が利用客数の上位を占めた一方、観光都市の避暑地のジャンム=カシミール連邦直轄領に就航するデリー~スリナガル間(276万人)が3番目に利用客が多い路線だった(添付資料図1参照)。

国際線では、デリー~ドバイ間(173万人)が国際線全体の1割強を占めたほか、デリー~ロンドン間(81万人)も年間を通じて利用客数が多かった。他方、第4四半期(10~12月)に限っては、デリー~バンコク間(65万人)が2番目に利用客が多い路線に浮上した(添付資料図2参照)。

首都ニューデリーの南西部に位置するデリー国際空港は、デリー首都圏の唯一の国際空港だ。同空港への一極集中の緩和策として現在、ニューデリー郊外の南東部で新しいノイダ国際空港の建設が進められている。デリー首都圏の2番目の国際空港として、2024年以降の開業時の旅客取扱能力は年間1,200万人となる予定だ。政府は2021年10月に大型インフラ投資政策「PMガティ・シャクティ(Prime Minister Gati Shakti:PMGS)」(注)で国家マスタープランを示しており(GJ州が全長1,ブラック ジャック)、空港に関しては2025年3月までにインド国内で18の空港を新設するとしている。

(注)ヒンディー語で「首相によるスピードと力」の意味。

(ミナクシ・ベルワル、広木拓)

(インド)

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