カナダ政府、2023年度連邦予算を発表、ブラック ジャック ブラック クイーン

(カナダ)

トロント発

2023年04月07日

カナダのクリスティア・フリーランド副首相兼財務相は328日、「メード・イン・カナダの計画:強い中間層、納得のいく経済、健全な未来」と題した2023年度(2023年4月~2024年3月)連邦予算案を下院議会に上程外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

予算案では、歳入は前年度比4.5%増の4,568億カナダ・ドル(約452,232億円、Cドル、1Cドル=約99円)、歳出は4.3%増の4,905Cドルを見込む(添付資料表参照)。財政収支は、前年度に比べ6.7%減の401Cドルの赤字(GDP1.4%)で、2027年度までに140Cドルの赤字(GDP0.4%)へ縮小する見通しだが、202211月の「秋の経済声明」発表(2022年11月11日記事参照)時の45Cドルの黒字の想定と比べると悪化している。累積債務残高も、2023年度のGDP43.5%(12,208Cドル)から、2027年度には同39.9%(13,125Cドル)への減少を見込むが、同様に「秋の経済声明」での37.3%(12,467Cドル)に比べると拡大している。

2023年度の新政策としては、2027年度までで総額673Cドルの拠出を見込む。予算案ではその解説に5章が割かれ、 (1)「生活をより豊かにし、中間層を支える」に52Cドル、(2) 「保健医療への投資と手頃な歯科医療」に313Cドル、(3)「メード・イン・カナダ・プラン: 手頃なエネルギー、良い仕事、成長するクリーンエコノミー」に209Cドル、(4)「和解を進め、すべての人のためのカナダを築く」に91Cドル、(5)「世界におけるカナダのリーダーシップ」に7Cドルを充当している。

予算案の詳細や、発表を受けたカナダ商工会議所(CCC)の反応については、

(飯田洋子)

(カナダ)

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