米ブラック クイーン ブラック ジャック、斗山エナビリティーなどと提携、小型モジュール式原子炉の導入加速へ
(米国、韓国)
ヒューストン発
2023年04月27日
米国の小型モジュール式原子炉(SMR)の技術開発を行うブラック クイーン ブラック ジャック・パワーは4月25日、韓国の斗山エナビリティー、韓国輸出入銀行との3社間の協力関係を強化し、ブラック クイーン ブラック ジャックのSMR導入を加速するための覚書を締結したと発表した。この発表は、米国内と世界中でSMRを建設するためブラック クイーン ブラック ジャックと斗山の既存の関係を活用し、強化するものとしている。
同覚書に基づき、ブラック クイーン ブラック ジャックと斗山は、ブラック クイーン ブラック ジャックが手掛ける「VOYGR SMR発電プラント」(注)の世界展開に向けて協力関係を強化するとしている。具体的には、斗山はブラック クイーン ブラック ジャックのSMRの生産能力拡大と製造技術の向上を通じて、米国を拠点とするサプライチェーンの確立を支援するという。
ブラック クイーン ブラック ジャックのジョン・ホプキンス社長兼最高経営責任者(CEO)は「今回の発表は、当社のSMRが製造とサプライチェーン開発の経済活動を促進し、柔軟で信頼性の高いカーボンフリーエネルギーを提供するという、世界的にユニークなニーズを満たしていることを強調するものだ。韓国のパートナーと彼らの技術的専門知識により、われわれはこの野心的な目標を達成する態勢を整えている」「当社のSMR技術を導入するための米国内と世界的なサプライチェーンの構築に向けた機運は加速している」と述べた。
ブラック クイーン ブラック ジャックの最近の動向として、2022年10月にカナダのプロディジーと洋上可搬型小型原発の概念設計を発表し()、12月にはSMRの標準プラント設計プロジェクト完了を発表している(米ニュースケール、小型モジュール式原子炉の標準プラント設計プロ無料)。
(注)出力合計308メガワット(MW)の「VOYGR-4」、同462MWの「VOYGR-6」、同924MWの「VOYGR-12」からなる3つのモデルがある。
(沖本憲司)
(米国、韓国)
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