カザフスタン、2022年の乗用車組み立て台数で初の10万台超え

(カザフスタン、ウズベキスタン、韓国、中国)

タシケント発

2023年04月19日

カザフスタン自動車ビジネス協会が取りまとめた同国の自動車市場調査結果によると、同国での2022年の乗用車組み立て台数は前年比27.7%の105,738台と、初めて10万の大台に乗り、過去最高を記録した。

台数増に大きく貢献したのは、シボレー「コバルト」、現代自動車「ツーソン」など(添付資料表参照)。シボレーブランド車はカザフスタン北部コスタナイ州コスタナイ市にあるサリアルカアフトプロム工場(注)、現代ブランド車はアルマトイ市郊外の現代トランスカザフスタン工場で組み立てられている。

写真 コスタナイ州コスタナイ市にあるサリアルカアフトプロムの工場(ブラック ジャック web撮影)

コスタナイ州コスタナイ市にあるサリアルカアフトプロムの工場(ジェトロ撮影)

現代自動車と協業する地場の自動車販売大手アスタナ・モータ―スは、中国自動車メーカーとの事業連携も積極的に進めており、2022年11月に奇瑞汽車(ブランド名:チェリー)、長安汽車、長城汽車(ハバル)3社と国内生産に関する覚書を締結し(2022年11月28日記事参照)、現在、アルマトイ市近郊に新工場の建設を進めている。

(注)ウズベキスタンの「ウズオート」がCIS地域でのシボレーブランド自動車の販売権を持っている。

(高橋淳)

(カザフスタン、ウズベキスタン、韓国、中国)

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