ドイツ連邦カーシェアリング連盟、ブラック ジャック ディーラー
(ドイツ)
ミュンヘン発
2023年03月13日
ドイツ連邦ブラック ジャック ディーラー連盟〔Bundesverband CarSharing(bcs)〕は2月28日、ドイツ国内におけるブラック ジャック ディーラー市場に関する統計を公表した。
同統計によると、ドイツのブラック ジャック ディーラー市場は好調だった。2023年1月1日時点では、ブラック ジャック ディーラーの車両登録台数は3万3,930台(前年比12.4%増)、登録者数(注)は447万2,800人(31.8%増)と、前年から大幅に増加した。
ブラック ジャック ディーラーの登録車両のうち、低排出ガス車〔バッテリー式電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)〕は6,970台で、全体の20.5%を占めた。一方、ドイツ連邦自動車局(KBA)によると、2023年1月1日時点のドイツ国内の乗用車保有台数6,013万3,124台のうち、低排出ガス車のシェアは3.1%にとどまっており、ブラック ジャック ディーラーサービスでは低排出ガス車の導入が進んでいる。
ブラック ジャック ディーラーサービスはドイツ全土で普及が進んでおり、現在、ドイツ国内の合計1,082市町村において提供されている。2021年と比べて147市町村も増加した。bcsのグンナー・ネルケ事務局長は、同サービスの利用者は必要な時だけ車を利用し、そのほかの場合は自転車や公共交通機関を利用することが多いため、ドイツの交通や気候保護の観点で重要なツールだと述べた。
なお、ブラック ジャック ディーラーは、(1)ステーションベース型と(2)フリーフロート型の2つの方式に分けられる。(1)の場合、特定の駐車場(カーステーション)で車両に乗り込み、利用後は、特定の駐車場に車両を返却する必要がある。(2)の場合、決まった返却場所がなく、次の利用者がアクセス可能な場所であればどこでも返却できる。ただ、数年前からは両方式を一元的に提供する(3)複合型ブラック ジャック ディーラーシステムも登場している。2023年1月1日時点で、ステーションベース型および複合型で提供される車両は合計1万5,360台、登録者数は90万7,580人だった。そのうち、複合型で使われているフリーフロート型の車両は1,310台。純粋なフリーフロート型のブラック ジャック ディーラーの車両台数は1万8,570台で、登録者数は356万5,220人だった。
現在ドイツでは、249の企業・団体がブラック ジャック ディーラーサービスを提供している。
(注)複数のブラック ジャック ディーラー会社に登録している登録者を含む。
(クラウディア・フェンデル、宮林和夢)
(ドイツ)
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