議会選で電子投票による票数が制度導入以来初めて過半数に
(エストニア)
ワルシャワ発
2023年03月07日
エストニアで4年ぶりとなる議会選挙(定数101)が3月5日に実施された。結果は、与党第1党の改革党が最多の37議席を獲得した(添付資料表参照)。続いて、極右政党の保守人民党が17議席を獲得。一方、ロシア系住民からの支持を集める中央党は議席数を大きく減らし16議席となった。その他、前回の選挙では議席を獲得できなかったリベラル派のエストニア200党が14議席を獲得して躍進した。第1党の改革党の議席は過半数に達していないため、今後、新たな政権連立に向けて、他の政党と交渉を開始することになる。
投票率は63.7%と、前回2019年の投票率(63.7%)と変わらなかった。一方、電子投票による期日前投票が31万3,514票となり、紙での投票30万1,495票を上回った。電子投票による票数が半数を超えるのは、2005年の地方選挙で電子投票制度が導入されて以降、初めてのこと。
(吉戸翼)
(エストニア)
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