州知事選、ラゴス州では現職が再選

(ナイジェリア)

ラゴス発

2023年03月23日

ナイジェリア独立選挙管理委員会(INEC)は、3月18日に実施された同国の州知事選挙の結果を発表した。日系企業が多いラゴス州では、与党・全進歩会議(APC)から立候補した現職のババジデ・サンウォオル氏が76万2,134票で、次点の労働党(LP)候補者(31万2,329票)を上回り、再選を果たした。

また3月22日現在、APCはラゴス州のほか、ブハリ大統領の出身地であるカツィナ州、北西部カドゥナ州、北東部ボルノ州など15州で勝利を収めている。対する最大野党の人民民主党(PDP)が南部デルタ州やリバース州など9州で、新ナイジェリア人民党(NNPP)が北部カノ州で最大得票を獲得した。アブジャ連邦首都地区(FCT)を含む12州では、まだ結果が出ていない。

州知事選は、当初3月11日に予定されていたが、1週間延期されての実施となった。これは、2月25日に実施された総選挙の際、バイモーダル有権者認定システム(BVAS)のエラーによって投票できない有権者が発生したことを受け、同システムを再構築するのに時間を要したことが理由だ。

(谷波拓真)

(ナイジェリア)

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