電気自動車・船舶部品の関税免除通達案を閣議承認
(タイ)
バンコク発
2023年03月17日
タイ閣議は3月7日、国内での電気自動車(EV)生産・販売を促進するため、バッテリーで駆動する電気自動車(BEV)や船舶の部品に対する輸入関税免除を規定した財務省通達案を承認した。免税措置は2025年12月31日まで有効となる予定。
同案では、関税コードにかかわらず、関税免除を求める部品については、BEVまたはバッテリー駆動船舶の組み立て、生産に使用する目的で輸入される必要がある。具体的には以下のような部品が想定されており、タイ自動車協会(TAI)による認証が必要となる。
- バッテリー
- トラクションモーター
- 電動コンプレッサー
- バッテリーマネジメントシステム(BMS)
- パワーエレクトロニクスコントローラー
- 車載用充電器
- DC/DCコンバーター
- PCUインバーターを含むインバーター類
- 減速機
現在、正式に公布される前の段階であるため、関心のある事業者はタイ税関の関税政策・上訴局関税構造課一般関税構造班(+66-2-667-6476)か、税関ケアセンター(+66-2-667-6656またはホットライン1164)に連絡して詳細を聞くことが可能。
(北見創、シリンポーン・パックピンペット)
(タイ)
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