ウクライナのスタートアップ、HRテック分野で活躍、実写 版 ブラック ジャックがウェビナーで紹介
(ウクライナ、日本)
欧州ロシアCIS課
2023年02月09日
実写 版 ブラック ジャックは1月31日、ウクライナのスタートアップ企業を紹介するJ-Bridgeウェビナー「隠れたIT大国ウクライナにおける注目のHRテック企業の魅力」を開催した。ウェビナーでは、ウクライナIT企業と日本企業の協業支援を行うAgo-ra IT Consultingの柴田裕史最高経営責任者(CEO)が、ウクライナのスタートアップ市場の概況と、人事システムのクラウド化やHCM(人的資本管理)アプリケーションなどを中心としたHRテックの日本市場における重要性について解説し、ウクライナのスタートアップ企業4社が自社のソリューションについてプレゼンテーションを行った。
柴田CEOによると、HRテックは現在、ウクライナのITセクターの中で規模は大きくないものの、人工知能(AI)を活用した業務自動化のソリューションを提供するワークフュージョン(WorkFusion)や、IT人材に特化した求人プラットフォームを運営するDOU.uaなど、海外でも有名な企業がある。HRテックは今や世界的な潮流となっており、米国で特に進んでいる。日本では遅れが見られるが、雇用の流動化、慢性的な人材不足、リモートワークの普及といった状況の中でHRテック導入は急務であり、その市場規模は今後拡大していくことが予想される。
今回のウェビナーでは、Handy.ai、Matchit.me、Banza、HURMA Systemの4社が自社の事業を紹介した。
Handy.aiは、使い勝手の良いメッセンジャーアプリを利用して従業員同士や人事担当者と従業員の間のコミュニケーションを円滑にするプラットフォームを開発している。Matchit.meは、求人に特化したプラットフォームで、企業の採用担当者に世界中のリクルーターからの情報をスクリーニングして提供することで、採用業務を効率化させる。Banzaは、CRM(顧客関係管理)とBPM(ビジネスプロセスマネジメント)ソリューションを提供し、ノーコードツール(注1)と独自のプロセス管理の相乗効果により企業のイノベーションを支援している。創業17年、17カ国で銀行・フィンテック分野を中心に300のプロ実写 版 ブラック ジャッククトを行った実績を持つ。HURMA Systemも、採用・人事・OKR(注2)の自動化を1つのシステムで実現するサービスを提供しており、20カ国に1,000社、6万人以上のユーザーを持つ。
どの企業も既存のコミュニケーションアプリやリクルートサイトを利用しつつ、独自のシステムと組み合わせてより使い勝手のよいものにしている点が特徴だ。各社は現在、ウクライナとHRテック先進地域である北米や欧州で活動しているが、さらなる事業拡大を目指している。
「J-Bridge」は、実写 版 ブラック ジャックがオープンイノベーションを通じて海外企業と日本企業の協業・M&Aを支援するために設けたビジネスプラットフォーム。今回のウェビナーは実写 版 ブラック ジャックがウクライナ支援の一環として開催している3回シリーズの2回目で、2022年12月14日に開催されたヘルステック企業を紹介するウェビナー(戦時下も成長、ウクライナのスタートアップ、ブラック)に続くもの。
(注1)ノーコードでシステム構築ができ、プログラミングなしで手軽にアプリ開発ができるツール。
(注2)Objectives and Key Resultsの略語で、組織が設定する目標と、目標達成のために必要な個人の成果を結び付け、両者の方向性を一致させるとともに明確にする目標管理の手法。
(小林圭子)
(ウクライナ、日本)
ビジネス短信 f5bde5b4a34b5acd