中国からの渡航者に新型コロナ陰性証明書提示を義務付け
(チェコ)
プラハ発
2023年01月17日
チェコ保健省は1月15日、中国からの渡航者に対し新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)陰性証明書の提示義務を翌16日から課す旨を発表した。対象は過去14日間に12時間以上、中国に滞在した者で、チェコへの入国に当たり、中国出発前48時間以内に実施されたPCR検査あるいは抗原検査(セルフテスト不可)による陰性証明書が必要になる。ただしチェコ国民、およびチェコの永住権あるいは長期滞在許可を有するEU諸国(注)の国民とその家族、公用旅券の所持者は対象外。また、12歳未満の子供にも適用されない。
保健省のヨゼフ・パブロビッツ副大臣は「中国の新型コロナ感染状況を非常に深刻に受け止めている。チェコには中国からの直行便は就航していない()が、われわれの目的はわが国の国民の健康を最大限に保護することだ。そのため欧州疾病予防管理センター(ECDC)のEU諸国への奨励に迅速に対応し、中国出発前に陰性検査を行う義務を課すことにした」と述べた。チェコを含むEU加盟国は1月4日、中国からの渡航者への陰性証明提出を義務付けることで合意していた(EU加盟国、ブラック ジャック)。
同措置の有効期限は1月31日で、それまでに措置の効果に関して評価・分析がなされる予定だ。
(注)EU27カ国のほか、EFTA加盟国(スイス、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー)、アンドラ、サンマリノ共和国、バチカン市国、モナコを含む。
(中川圭子)
(チェコ)
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