世界の2022年の新車登録・販売台数、中オンライン カジノ ブラック ジャックインドなど除き減少傾向
(ドイツ、世界)
ミュンヘン発
2023年01月27日
ドイツ自動車産業連合会(VDA)は1月18日、2022年の世界とドイツの乗用車市場の新規登録台数や新車販売台数を取りまとめて発表した。中国とインドを除き、ほとんどのオンライン カジノ ブラック ジャック地域において前年を下回った。VDAは減少の原因について、(1)原材料・部品などの供給難、(2)エネルギーや物流コストの高騰、(3)ロシアのウクライナ侵攻による不確実性を挙げた。
欧州(注1)の2022年の新規登録台数は1,128万6,939台(前年比4.1%減)だった。国別にみると、ドイツが265万1,357台(1.1%増)で2022年も首位に立った。これに、英国が161万4,063台(2.0%減)、フランスが152万9,035台(7.8%減)、イタリアが131万6,702台(9.7%減)、スペインが81万3,396台(5.4%減)と続いた。米国の自動車市場(乗用車と軽トラック)では、2022年の販売台数は1,373万4,200台(8.1%減)だった。一方、中国は2,324万500台(10.0%増)と前年より増加し、インドの販売台数も379万2,400台(23.0%増)と好調だった。ロシアは、ウクライナ侵攻後に各国の大手自動車メーカーが同国から撤退した影響を受け、68万7,400台(58.8%減)と大きく落ち込んだ。
VDA、2023年の世界の乗用車市場を前年比4%増と予測
VDAのヒルデガルト・ミュラー会長は1月11日の記者会見で、2023年の世界とドイツの乗用車市場の見通しを発表した。2023年の全世界の乗用車市場は回復傾向を見せるものの、7,400万台(前年比4%増)の成長にとどまるとした。これは、新型コロナ禍以前の2019年の水準を8%下回る。
VDAの予測を地域別にみると、欧州(注2)は1,180万台(前年比5%増)となり、うちドイツは270万台(2%増)で、新型コロナ禍以前の2019年の水準を約25%下回るとした。米国は1,420万台(4%増)と予測している。なお、既に2022年に新型コロナ禍以前の水準に回復した中国市場は2,370万台(3%増)とした。
(注1)EU27カ国(マルタを含まない)、EFTA加盟国(スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン)、英国を含む。また、欧州の台数は欧州自動車工業会(ACEA)の統計(1月18日発表)に基づく。
(注2)EU27カ国、EFTA加盟国(スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン)および英国。
(クラウディア・フェンデル)
(ドイツ、世界)
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