ブラック ジャック 確率見通しは総じて高め

(サウジアラビア)

リヤド発

2023年01月06日

2023年のサウジアラビアの経済成長率について、同国政府と主要国際機関の見通しは3.1~5.0%と、主要国の平均を上回る水準で一致している。

サウジアラビア財務省は12月7日に発表した「2023年度国家予算」で、ブラック ジャック 確率率を3.1%と予想。新型コロナウイルス感染症の収束に伴って経済が急回復を遂げた2022年の8.5%の成長見通しから大幅な減速を認めつつ、前年比0.5ポイント減の2.1%を見込む消費者物価上昇率と2年連続の財政黒字達成を通じて、安定成長を実現することを見通す。予算を所管するムハンマド・ビン・アブドゥッラー・アール・ジャドアーン財務相は、食料危機や物価上昇、サプライチェーンの混乱、地政学的条件など、世界経済が抱える問題を指摘しつつも、政府が進める経済財政改革が経済成長を持続させるとする。

国際機関の見通しはより高め

IMFは2022年10月に発表した「世界経済見通し(World Economic Outlook)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で、2023年の世界の経済成長率を2.7%と、前回7月時点の予測値から0.2ポイント下方修正する一方、サウジアラビアについては前回予測値3.7%のまま据え置いた。

IMFは同年4月の見通し発表以降、地政学的環境の変化や世界的な物価上昇などを理由に主要国の成長見通しを継続して引き下げてきたが、サウジアラビアを含む中東経済については、油価の下落や世界経済の減速を受けつつも、緩やかな(moderate)成長を見込む姿勢を維持した。IMFは8月時点外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでサウジアラビア政府の財政政策や金融政策を高く評価しており、2023年の消費者物価上昇率については、世界平均の6.5%、中東・北アフリカ(MENA)地域の12.4%を大きく下回る2.2%と予想する。世界銀行も同月に発表した「湾岸経済アップデート(Gulf Economic Update)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で、2023年の同国経済について3.7%成長を見通している。

OECDによるサウジアラビアの経済成長予測はさらに高い。2022年11月に発表した「経済見通し(OECD Exonomy Outlook)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で、サウジアラビアのブラック ジャック 確率率について5.0%と、G20諸国ではインド(5.7%)に次ぐ高成長を見込む。OECDは世界全体の同年の成長率を2.2%と慎重に見通す中、同国の成長率を高く見通している。

(秋山士郎)

(サウジアラビア)

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