人口1億439万人に達し、今後も増加続く

(エジプト)

カイロ発

2023年01月11日

エジプト中央動員統計局(CAPMAS)は、1月1日時点の人口が1億439万人に達したと発表した。前年同日比で約150万人の増加となった。

地域別でみると、カイロ県の人口は1,000万人超、隣接するギザ県は約950万人で、両県を合わせたカイロ首都圏の人口は約2,000万人に上る。国連の都市人口予測では、カイロの人口は増加を続け、2035年には世界第5位の規模(2,900万人)の大都市となる見込みだ(2022年12月15日付地域・分析レポート参照)。同国全体の人口も拡大が続き、2050年に1億6,000万人、2100年には2億人超に達し(いずれも中位予測)、2100年時点でも自然増を維持するとみられている。

世代別にみると、国連によると、生産年齢人口(15歳~64歳)が人口の60%を占める。平均年齢(中央値)は24.1歳で、若年層が多いピラミッド型の人口構成だ。CAPMASは、2021年時点の労働人口(15歳~64歳のうち経済活動に従事可能な人口、失業者を含む)を2,940万人と推測している。

(塩川裕子)

(エジプト)

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