2022年のスリ・シティ進出企業は、エアコン関係を中心に13社

(インド)

チェンナイ発

2023年01月17日

インドのスリ・シティ工業団地は、2022年に13社が覚書(MoU)を締結し、同工業団地への進出を決定したと発表した。あわせて、ダイキン・エアコンディショニング・インディア(以下、ダイキン)、エパックデュラブル、ブルースター・クリマテック、ハベルズ、アンバーなど、エアコン関係の投資が増加傾向にあることも発表した。エアコン関係の投資規模は総額300億ルピー(約480億円、1ルピー=約1.6円)と報じられており、今後、スリ・シティではエアコン関係の産業集積が進む可能性がある。

日系企業では、ダイキンが75.5エーカー(約31万平方メートル)の敷地にインド第3工場を建設中で、2023年中に操業開始の予定だ。配線器具、電線、ブレーカーなどを生産しているパナソニック・ライフソリューションズ・インディアは20224月に、インド第4工場の操業を開始した。また、コベルコ・コンストラクション・エクイップメント・インディアは、20244月までに約12億円を投資し、生産能力を増強することを発表している。物流企業では、2022年には商船三井ロジスティクスと阪急阪神エクスプレスが営業拠点を開設したことが発表されている。また、王子・パッケージング・インディア、ニムラナスチールが工場建設中、と報じられている。

(浜崎翔太)

(インド)

ビジネス短信 490c8d475887284b